同位体・中性子・電子の数
解説
ポイント
元素記号の左上・左下の数字の読み方と,同位体・同素体のちがいを問う問題です。
考え方と解き方
左上は質量数(陽子+中性子),左下は原子番号(陽子の数)です。
中性子の数は質量数−原子番号,電荷のない原子の電子の数は原子番号と同じです。
①:中性子は Ca が 40−20=20,Ar が 40−18=22 でちがいます
②:中性子は 35−17=18 と 37−17=20 でちがいます
③:どちらも原子番号17なので電子は17個ずつ。正しいです
④:Ca と Ar は原子番号がちがう別の元素なので,同位体ではありません
⑤:2つの Cl は同位体であって,同素体ではありません。答えは ③
ほかの選択肢
④(同位体):質量数が同じで原子番号がちがう原子は「同重体」と呼びます。同位体は原子番号が同じで質量数がちがう組です。
⑤(同素体):同素体は,同じ元素でできた単体で並び方がちがうもの(ダイヤモンドと黒鉛,O2 と O3)です。原子どうしの関係ではありません。
覚えておくこと
- 左上=質量数,左下=原子番号(=陽子数=電子数)。中性子数=質量数−原子番号
- 同位体:原子番号が同じで中性子数がちがう原子どうし。同素体:同じ元素の単体で構造がちがうもの
- 「同位体は原子,同素体は単体」と区別する
出典:令和5年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-4-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:化学・材料