コロイドの性質
解説
ポイント
コロイドの用語(凝析・透析・チンダル現象・電気泳動・ゾルとゲル)の意味を問う問題です。
考え方と解き方
コロイドは,直径 1〜100 nm ほどの粒子が液体などに散らばった状態です。
流れるものがゾル,固まって流れなくなったものがゲルです。
①:疎水コロイドが少量の電解質で集まって沈むのが凝析です。正しいです
②:半透膜は小さい分子やイオンだけを通すので,コロイド粒子と分けられます。これが透析です。正しいです
③:粒子が光を散乱して光の道すじが見えるのがチンダル現象です。正しいです
④:電荷を帯びた粒子が電圧で動くのが電気泳動です。正しいです
⑤:流動性のない固体状のコロイドはゲルです。ゾルは流れる方なので,これが誤りです。答えは ⑤
ほかの選択肢
①(凝析):似た言葉に塩析があります。親水コロイドを多量の電解質で沈めるのが塩析で,少量で沈む疎水コロイドの凝析と区別します。
覚えておくこと
- ゾルは流れる(牛乳,墨汁),ゲルは固まる(ゼリー,豆腐)
- 凝析=少量の電解質で疎水コロイド,塩析=多量の電解質で親水コロイド
- 透析は半透膜,チンダル現象は光の散乱,電気泳動は電圧で粒子が動く
出典:令和5年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-4-2(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:化学・材料