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令和4年度・基礎科目 I-3-5

円盤を加速するトルク

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解説

ポイント

回っている円盤を加速するのに必要なトルクを,回転の運動方程式から求める問題です。

考え方と解き方

直線運動の F=ma(力=質量×加速度)の回転版が τ=Iα です。τ はトルク,I は慣性モーメント(回りにくさ),α は角加速度(1秒あたりの角速度の増え方)です。

  • 角加速度は問題で与えられている:α=(ω2−ω1)/T
  • τ=Iα に入れる:τ=I(ω2−ω1)/T
  • 単位で確かめる:kg・m2×(rad/s)÷s=kg・m2/s2=(kg・m/s2)・m=N・m。トルクの単位になる。答えは ③

ほかの選択肢

①(T で割らない式):I(ω2−ω1) は角運動量の変化です。トルク×時間に等しいので,T で割らないとトルクになりません。

④(ω の 2乗の差を 2 で割った式):回転の運動エネルギーの増え分[J]です。単位が違います。

②・⑤(T を掛けた式):時間が長いほど大きなトルクが要ることになり,逆です。

覚えておくこと

  • 回転の運動方程式:τ=Iα(F=ma の回転版)
  • 角運動量 Iω,その変化=トルク×時間
  • 回転の運動エネルギー=(1/2)Iω2
  • 迷ったら単位で確かめる。トルクは N・m

出典:令和4年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-5(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:力学