期待価値で選ぶ計画案
解説
ポイント
社会条件の確率で重みをつけた便益の期待値から費用を引き,計画案を比べる問題です。
考え方と解き方
期待便益=(a の便益×0.7)+(b の便益×0.2)+(c の便益×0.1)で,価値=期待便益-建設費用です。
ア:5×0.7+4×0.2+4×0.1=3.5+0.8+0.4=4.7。価値は 4.7-3=1.7 億円
イ:5×0.7+4×0.2+7×0.1=3.5+0.8+0.7=5.0。価値は 5.0-3=2.0 億円
ウ:3×0.7+6×0.2+7×0.1=2.1+1.2+0.7=4.0。価値は 4.0-3=1.0 億円
エ:6×0.7+5×0.2+3×0.1=4.2+1.0+0.3=5.5。価値は 5.5-4=1.5 億円
オ:7×0.7+4×0.2+5×0.1=4.9+0.8+0.5=6.2。価値は 6.2-6=0.2 億円
- いちばん大きいのはイの 2.0 億円です。答えは ②(イ)
ほかの選択肢
⑤(オ):期待便益は 6.2 と最大ですが,費用が 6 と高いので価値は 0.2 億円です。便益だけで選ぶとひっかかります。
④(エ):期待便益 5.5 はイより大きいですが,費用 4 を引くと 1.5 億円でイに届きません。
覚えておくこと
- 期待値=(値×確率)の合計。確率の合計が 1 になっているか確かめる
- 比べるのは「期待便益-費用」。便益だけで選ばない
- 確率の大きい条件の便益が,結果に強く効く
出典:令和4年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-1-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:設計・品質管理