合力が限界を超える確率
解説
ポイント
独立な2つの正規分布の差の分布を求め,標準正規分布の表で確率を読む問題です。
考え方と解き方
引張を+,圧縮を-として,合力 F=Fa-Fb です。
独立な正規分布の和や差は正規分布になり,平均はそのまま足し引き,分散(標準偏差の2乗)は差でも足し算です。
- 合力の平均:300-200=100 N(引張)
- 合力の分散:302+402=900+1600=2500
- 合力の標準偏差:√2500=50 N
- 200 N を標準化:z=(200-100)÷50=2.0
- 表で z=2.0 の上側確率を読むと 2.28%。答えは ③(1%以上5%未満)
ほかの選択肢
④(5%以上10%未満):標準偏差を 30+40=70 と足してしまうと z≒1.43 となり,この範囲に入ります。足すのは分散です。
覚えておくこと
- 独立な量の和・差:平均は足し引き,分散は足し算(差でも足す)
- 標準偏差は分散の平方根。30 と 40 なら √(900+1600)=50
- 標準化:z=(値-平均)÷標準偏差。表は「z 以上になる確率」
出典:令和4年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-1-3(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:確率・統計