環境保全の対策技術
解説
ポイント
ごみ焼却,緑化,処分場,土壌汚染,下水処理など環境対策技術について,まちがった記述を1つ選ぶ問題です。
考え方と解き方
下水処理は,一次(沈殿で物理的に取る)→二次(微生物で有機物を分解)→三次(窒素・リンなどをさらに取る)の3段階です。
①:ダイオキシン類は高温で完全燃焼させ,300℃前後で再びできやすいので排ガスを急冷します。適切です。
②:屋上や壁の緑化は建物の表面温度を下げ,室内への熱も減らします。適切です。
③:管理型処分場には遮水工と浸出水の処理設備が義務づけられています。適切です。
④:原位置浄化の技術はいろいろありますが,実際には掘削除去の実績が多い状況です。適切です。
⑤:活性汚泥法などの生物処理は二次処理です。一次処理としているので不適切です。答えは ⑤
覚えておくこと
- 下水処理:一次=沈殿(物理),二次=生物処理(活性汚泥法など),三次=高度処理(窒素・リン)
- ダイオキシン類対策:完全燃焼と,排ガスを 200℃以下に急冷して再合成を防ぐ
- 最終処分場:安定型・管理型・遮断型。管理型は遮水工と浸出水処理が要る
- 土壌汚染対策は掘削除去の実績が多い
出典:令和3年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-2(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:環境