有限要素のひずみ一定要素
解説
ポイント
2次元の有限要素のうち,要素の中でひずみが場所によらず一定になるものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
ひずみは変位を位置で微分したものです。変位が1次式なら,微分すると定数になり,ひずみは一定です。
節点が多いほど高い次数の式を使うので,ひずみは要素の中で変わります。
ア:節点3つ。変位は a+bx+cy の1次式で,微分すると定数。ひずみは一定です(定ひずみ三角形,CST)。
イ:節点6つ。変位は x2,xy,y2 までふくむ2次式で,ひずみは1次式になり変化します。
ウ:節点4つ。変位は a+bx+cy+dxy の形で,xy の項を微分すると x や y が残り,一定になりません。
- 一定なのは ア だけ。答えは ①
ほかの選択肢
⑤(アとウ):四辺形は辺が4本で単純に見えますが,xy の項があるので,ひずみは要素の中で変わります。
覚えておくこと
- 3節点三角形要素=変位が1次式=ひずみ一定(定ひずみ要素,CST)
- 6節点三角形(2次要素)や4節点四辺形(双1次要素)は,要素の中でひずみが変わる
- 節点を増やすと,ひずみの変化を表せる分,精度が上がる
出典:令和3年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-3(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:力学