研究活動の利益相反(COI)
解説
ポイント
研究者の利益相反(COI)について,4つの行動が適切かを判断する問題です。
考え方と解き方
COIは,あること自体が悪いのではなく,隠さずに申告・相談することが大切です。
手がかりは「変化があったらCOI委員会に相談しているか」と「公正に判断できない時に身を引いているか」の2つです。
ア:○。兼業の活動日が許可と変わるので,COI委員会に相談しています。
イ:○。競争相手の論文を公正に評価できるか不安なので,査読を辞退しています。
ウ:×。自分が評価した技術の会社の未公開株を買うのは典型的なCOIです。配偶者の名義でも本人の利益と見られるので,相談を省いてはいけません。
エ:○。公的資金で買った設備を自分の会社に使わせる前に,COI委員会に相談しています。答えは ア ○,イ ○,ウ ×,エ ○
覚えておくこと
- COIは「隠さず申告・相談」と「判断がゆがむおそれがあれば身を引く」
- 家族名義の取引も,本人の利害と同じに見られる
- 実害がなくても,そう見られるだけでCOIの問題になる
出典:令和2年度 技術士第一次試験 適性科目 II-3(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク