生物多様性の保全
解説
ポイント
生物多様性条約と外来種への対策について,まちがった記述を1つ選ぶ問題です。
考え方と解き方
生物多様性条約は 1992年の地球サミットで署名が始まり,1993年に発効しました。目的は保全・持続可能な利用・遺伝資源の利益の公正な配分の3つです。
日本では外来生物法にもとづいて,国や自治体が外来種の防除(駆除)を進めています。
①:遺伝子組換え生物の国境を越える移動のルールは,カルタヘナ議定書として採択されています。適切です。
②:マングースやオオクチバスのように,在来種を追いやる外来種は実際にいます。適切です。
③:外来種の駆除は禁止されていません。「動物愛護の観点から」という言葉でもっともらしく見せていますが,法律にもとづいて防除が行われています。不適切です。
④:1992年署名開放,翌 1993年発効で合っています。適切です。
⑤:条約の3つの目的そのものです。適切です。答えは ③
覚えておくこと
- 生物多様性条約:1992年 地球サミット(リオ)で署名開放,1993年 発効。目的は「保全」「持続可能な利用」「遺伝資源の利益の公正・衡平な配分」
- カルタヘナ議定書(2000年採択):遺伝子組換え生物の移送・取扱いの国際ルール
- 外来生物法(2004年):特定外来生物の飼育・輸入を規制し,防除を進める
出典:令和2年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-2(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:環境