科学者の行動規範
解説
ポイント
日本学術会議の「科学者の行動規範」について,4つの記述の正誤を判断する問題です。
考え方と解き方
改訂のきっかけの1つがデュアルユース問題です。研究成果が良い目的にも悪い目的にも使える二面性のことです。
規範は,悪用の可能性を認識し,研究や公表の手段と方法を慎重に選ぶよう求めています。
ア:所属機関を問わず,人文・社会科学から自然科学までの研究者・専門職業者をさす,という規範の定義に合います。○です。
イ:正直・誠実に行動し,専門の力を高め,知の正確さ・正当性を示す努力をする,という基本的責任に合います。○です。
ウ:悪用のおそれがあっても積極的に公表,は規範と逆です。慎重に手段と方法を選ぶのが正しい形です。×です。
エ:公正な研究環境をつくり保つことも自分の責務と自覚し,不正防止の教育に取り組む,という内容で合います。○です。答えは ア ○,イ ○,ウ ×,エ ○
覚えておくこと
- デュアルユース(軍民両用)の研究は「悪用の可能性を認識し,適切な手段と方法を選ぶ」
- 「それでも積極的に公表」は×
出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 適性科目 II-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク