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令和元年度(再試験)・適性科目 II-12

安全とリスク低減(Guide51)

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解説

ポイント

国際安全規格ISO/IEC Guide 51の「安全」と「リスク」の考え方について,5つの記述のうち不適切なものの数を数える問題です。

考え方と解き方

安全は,危険がゼロという意味ではなく,許容できないリスクがない状態です。リスクは,危害が起きる確率と危害のひどさの組み合わせです。

設計段階のリスク低減は,本質的安全設計 → ガード・保護装置 → 使用上の情報,の順に優先順位をつけて検討します(3ステップメソッド)。

ア:安全は許容不可能なリスクがないことで,そのためにリスクアセスメントとリスク低減をくり返す,という内容です。適切です。

イ:使用者,意図する使用と予見できる誤使用,ハザード(危険のもと)を特定し,リスクを見積もって評価する流れに合います。適切です。

ウ:許容できなければ低減策を考え,残留リスクが許容できるまでくり返し,最後に文書化する流れに合います。適切です。

エ:優先順位はなく本質的安全設計を省略してよい,とありますが,順位があり,まず本質的安全設計を検討します。不適切です。

オ:ALARP(合理的に実行できる限りリスクを低くする)の説明に合います。適切です。

  • 不適切なのはエの1つ。答えは ② 1

覚えておくこと

  • 安全=許容できないリスクがない状態。リスク=危害の起きる確率と危害のひどさの組み合わせ
  • リスク低減は「本質的安全設計 → 安全防護(ガード・保護装置) → 使用上の情報」の順
  • ALARP:合理的に実行できる範囲でリスクを下げる考え方

出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 適性科目 II-12(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク