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令和元年度(再試験)・基礎科目 I-3-5

固有振動数と固有振動モード

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解説

ポイント

固有振動数と固有振動モードについて,正しい記述を選ぶ問題です。

考え方と解き方

固有振動数は「ばねの硬さ」と「質量」で決まり,形・寸法・支え方(境界条件)にもよります。

振動が起きるには,運動方程式に時間の2階微分(加速度の項)が要ります。

①:同じ材質でも長さや太さ,支え方が違えば固有振動数は変わります。

②:管の端が開いているか閉じているかで定在波の形が変わり,固有振動数も変わります。

③:単振り子の固有振動数は (1/2π)√(g/L) で,おもりの質量は入りません。

④:熱伝導の式は時間の1階微分しかなく,温度はなめらかに落ち着くだけで振動しません。正しい記述です。

⑤:平板のような連続体には,1次,2次,3次…と無数のモードがあります。答えは ④

ほかの選択肢

③(質量の平方根):ばね振り子なら質量の平方根に反比例するので,振り子の種類をすりかえたひっかけです。

覚えておくこと

  • 振動が起きるのは,式に時間の2階微分がある時。熱伝導(1階微分)は振動しない
  • 単振り子の固有振動数は √(g/L) に比例。質量によらない。ばね振り子は √(k/m) に比例
  • 連続体(はり・平板・気柱)の固有振動モードは無数にあり,境界条件で変わる

出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-5(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:力学