シンプソンの公式で数値積分
解説
ポイント
シンプソンの1/3公式で,1/(x+3) の −1 から 1 までの積分の近似値を求める問題です。
考え方と解き方
シンプソンの1/3公式は,両端と中点の3点を放物線でつないで面積を出す方法です。
S≒(h/3)×{f(左端)+4f(中点)+f(右端)}。h は端から中点までの幅で,ここでは h=1 です。
- 3点の値:f(−1)=1/2=0.5,f(0)=1/3≒0.3333,f(1)=1/4=0.25
- 重みを掛けて足す:S≒(1/3)×0.5+(4/3)×(1/3)+(1/3)×0.25
- それぞれ 0.1667+0.4444+0.0833=0.6944(分数なら 25/36)
- 確かめ:正確な値は ln4−ln2=ln2≒0.6931 で,近似値とほぼ同じ
- 0.6944 にいちばん近いのは 0.693。答えは ⑤ 0.693
ほかの選択肢
④(0.683):近似値 0.694 との差は 0.011 で,0.693 との差 0.001 より大きいです。「最も近い」を選びます。
覚えておくこと
- シンプソンの1/3公式:S≒(h/3)×(端+4×中点+端)。重みは 1:4:1
- h は区間の幅の半分(端から中点まで)
- 1/x の積分は ln x。正確な値で近似の確かめができる
出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-4(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:数学