微分方程式と高階微分係数
解説
ポイント
f′ が f で書かれた式を順に微分して,x=0 での2階・3階の微分係数を求める問題です。
考え方と解き方
与えられた式をそのまま x で微分すれば,f″,f‴ が順に出ます。
{f(x)}2 の微分は合成関数の微分で 2f(x)f′(x),2つの関数の積の微分は u′v+uv′ です。
f′(0)=1+{f(0)}2=1+1=2
- 両辺を x で微分:f″(x)=2f(x)f′(x)
- x=0 を入れて f″(0)=2×1×2=4。f″(0)=2 の ①②③ は外れます
- もう一度微分(積の微分):f‴(x)=2{f′(x)}2+2f(x)f″(x)
- x=0 を入れて f‴(0)=2×22+2×1×4=8+8=16。答えは ⑤ f″(0)=4,f‴(0)=16
ほかの選択肢
③(f″(0)=2):f′(0)=2 を f″(0) と取りちがえた値です。1回目の微分の値で止まらないようにします。
④(f‴(0)=12):f″(0)=4 までは合っています。積の微分で出る2つの項(8 と 8)の両方を足します。
覚えておくこと
- f′ が f の式で与えられたら,その式を微分すると f″ が f と f′ で表せる。順に微分して x の値を入れる
- {f(x)}2 の微分は 2f(x)f′(x)(合成関数の微分)
- 積の微分:(uv)′=u′v+uv′
出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:数学