製作図の基本事項
解説
ポイント
製作図(部品を作るための図面)を描くときの基本ルールを問う問題です。
考え方と解き方
幾何公差,限界ゲージ,投影法,表題欄といった製図の用語の意味を思い出して,記述を1つずつ確かめます。
ア:誤り。精度や互換性(どの部品と組み合わせても合うこと)が求められるほど,形のずれの許容範囲を決める幾何公差の指示はむしろ大切になります。「不要」が逆です。
イ:正しい。寸法は,現場で足し算・引き算をしなくてもそのまま読めるように,加工の順番に合わせて記入します。
ウ:正しい。限界ゲージは「通る側」と「止まる側」の2つの基準で,品物が公差の範囲に入っているかを検査する道具です。
エ:誤り。図面に使う投影法は第一角法か第三角法です。第二角法は図が重なってしまうので使いません。
オ:正しい。材料・個数・尺度などの細かい事項は,表題欄,部品欄,図面明細表にまとめて書きます。答えは ア 誤,イ 正,ウ 正,エ 誤,オ 正
覚えておくこと
- 投影法は第一角法か第三角法。日本の機械製図は第三角法が基本
- 幾何公差:まっすぐさ・平らさ・直角さなど,形のずれの許容範囲。精密になるほど大事になる
- 限界ゲージ:通り側と止まり側の2つの基準で,公差内かどうかを検査する
- 図面の細目(材料・個数・尺度など)は表題欄・部品欄・図面明細表に書く
出典:令和元年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-1-3(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:設計・品質管理