正規分布の和と差 想定問題 1
長さが平均120mm,標準偏差0.5mmの正規分布に従う部品Aと,長さが平均180mm,標準偏差1.2mmの正規分布に従う部品Bがある。A,Bを1個ずつ取り出し,長さ方向にすき間なくつないだ部品を作る。A,Bの長さは互いに独立とする。つないだ部品の長さが303.25mmを超えるものの割合として,最も近い値はどれか。ただし,標準正規分布(平均0,標準偏差1)に従う値がz以上となる確率は,次の値を用いてよい。
z=2.0 のとき 2.28%,z=2.5 のとき 0.62%,z=3.0 のとき 0.13%
解説
ポイント
つないだ部品の長さが基準を超える確率を,正規分布の和から求める問題です。
考え方と解き方
独立な正規分布の和も正規分布です。平均も分散も足し算で,標準偏差そのものは足しません。
平均:120 + 180 = 300 mm
分散:0.52 + 1.22 = 0.25 + 1.44 = 1.69
- 標準偏差:√1.69 = 1.3 mm
- 標準化:z = (303.25 − 300) ÷ 1.3 = 2.5
- z=2.5 以上の確率は 0.62%。答えは ② 約0.62%
ほかの選択肢
③(1.24%):0.62% の2倍です。296.75mm 未満の側まで数えています。問われているのは長すぎる側だけです。
④(2.28%):標準偏差を 0.5 + 1.2 = 1.7 と足すと,z = 3.25 ÷ 1.7 ≒ 1.9 になり,z=2.0 の値に近づきます。
覚えておくこと
- 独立な X と Y の和 X+Y:平均は μX+μY,分散は σX2+σY2(テキスト・覚えること)
- 標準化:z=(x−μ)÷σ で,平均0・標準偏差1の標準正規分布に直して表を読む(テキスト・覚えること)
- 標準偏差をそのまま足さない(30+40=70 は誤り。√(302+402)=50)(テキスト・ひっかけ)
- 「超える」は片側だけ。左右の両側を数えて2倍にしない(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:平成27年度 基礎科目 I-1-5、令和4年度 基礎科目 I-1-3
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