集合の個数 想定問題 1
ある図書館で,先月の会員の貸出記録を調べ,文学の本(A),歴史の本(B),科学の本(C)をそれぞれ借りたかどうかで会員を分けたところ,次の結果になった。この図書館の会員は全部で何人か。最も適切なものを選べ。
・Aを借りた人:320人
・Bを借りた人:210人
・Cを借りた人:140人
・AとBの両方を借りた人:90人
・BとCの両方を借りた人:40人
・AとCの両方を借りた人:60人
・A,B,Cの3つとも借りた人:25人
・A,B,Cのどれも借りなかった人:185人
解説
ポイント
3つの集合の人数と,どれも借りなかった人の数から,会員全体の人数を求める問題です。
考え方と解き方
まず包除原理で「どれか1つ以上」の人数(和集合)を出し,どれにも入らない人(補集合)を足します。
- 1つずつ足す:320 + 210 + 140 = 670
- 2つの重なりを引く:90 + 40 + 60 = 190 より,670 − 190 = 480
- 3つの重なりを足し戻す:480 + 25 = 505。これがどれか1つ以上を借りた人
- 全体:505 + 185 = 690。答えは ④ 690
ほかの選択肢
①(505):どれか1つ以上を借りた人だけの数で,どれも借りなかった185人を足していません。
②(640):3つの重なりを足し戻さずに引いた値(670 − 190 − 25 + 185)です。包除原理の最後の符号は + です。
③(665):3つの重なりを足し戻さない値(670 − 190 + 185)です。
⑤(855):重なりを引かずに足しただけの値(670 + 185)です。
覚えておくこと
- 3つ:n(A∪B∪C) = n(A) + n(B) + n(C) − n(A∩B) − n(B∩C) − n(C∩A) + n(A∩B∩C)(テキスト・覚えること)
- 全体 = 和集合 + 補集合(どれにも入らないもの)。和集合 = 全体 − どれにも入らないもの(テキスト・覚えること)
- 単純に足しただけの値(600)や,重なりを引くだけで足し戻さない値にしない(テキスト・ひっかけ)
- どれにも入らないもの(補集合)を足し忘れない。和集合は全体ではない(テキスト・ひっかけ)
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