有限要素と面積座標 想定問題 3
有限要素法の要素と形状関数に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。ただし,形状関数 Ni とは,節点 i の値から要素の中の変位を決めるときに,その節点の値に掛ける重みの関数である。
解説
ポイント
有限要素法の要素と形状関数の記述のうち,最も不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
要素の中の変位は u=N1u1+N2u2+… です。節点 i の上では u が ui そのものになる必要があります。
①:正しい。3節点三角形要素の形状関数は1次式で,面積座標と同じ
②:誤り。節点 i の上で u=ui になるには,Ni は自分の節点で1,ほかの節点で0。0と1が逆
③:正しい。全節点の変位が同じ値 c なら要素の中も c になるので,形状関数の合計は1
④:正しい。アイソパラメトリック要素は,座標と変位を同じ形状関数で表す
⑤:正しい。ひずみが一定の要素は,ひずみの変化を階段状にしか表せない
⑤:要素を細かくするか,節点の多い要素を使うと精度がよくなる。答えは ②(形状関数の0と1が逆の記述)
覚えておくこと
- 形状関数は,自分の節点で1,ほかの節点で0。どの点でも,全部足すと1(テキスト・覚えること)
- 3節点三角形要素の形状関数は x,y の1次式で,面積座標と同じもの(テキスト・覚えること)
- 形状関数は「自分の節点で0,ほかで1」ではなく「自分の節点で1,ほかで0」(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:平成28年度 基礎科目 I-3-3、平成23年度 基礎科目 I-3-1、令和3年度 基礎科目 I-3-3
テキスト「有限要素と面積座標」を読む