倫理綱領と公衆への責任 想定問題 1
次の文は,公益社団法人日本技術士会の「技術士倫理綱領」(2023年3月8日理事会変更承認)の前文と本文の一部である。【ア】~【オ】に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
【前文】(第2段落)
技術士は,広く信頼を得てその使命を全うするため,本倫理綱領を遵守し,品位の向上と技術の研鑚に努め,【ア】・国際的な視点に立ちつつ,公正・誠実を旨として【イ】に行動する。
【本文】
(有能性の重視)
4.技術士は,自分や【ウ】の力量が及ぶ範囲で確信の持てる業務に携わる。
(真実性の確保)
5.技術士は,報告,説明又は発表を,【エ】で事実に基づいた情報を用いて行う。
(公正かつ誠実な履行)
6.(3)技術士は,業務の履行において予想される利益相反の事態については,【オ】に努めるとともに,関係者にその情報を開示,説明する。
アイウエオ
解説
ポイント
技術士倫理綱領(2023年)の前文と本文の言葉を埋める問題です。
考え方と解き方
それぞれの基本綱領の見出しの意味から,空欄の言葉を考えます。
ア:「国際的な視点」と並ぶので,ものごとをいろいろな方向から見る「多角的」です。
イ:だれかに言われてではなく,自分を律して行動する意味の「自律的」です。「組織的」は綱領の言葉ではありません。
ウ:有能性の重視は,自分だけでなく一緒に働く「協業者」の力量も含めた範囲で業務に携わる,という内容です。
エ:真実性の確保なので,「客観的で事実に基づいた情報」です。
オ:利益相反(自分や会社の利益と依頼者の利益がぶつかる状態)は,まず「回避」に努め,そのうえで関係者に開示・説明します。答えは ア 多角的,イ 自律的,ウ 協業者,エ 客観的,オ 回避
覚えておくこと
- 前文:「多角的・国際的な視点」に立ち,公正・誠実を旨として「自律的」に行動する(テキスト・覚えること)
- 有能性の重視:自分や協業者の力量が及ぶ範囲で,確信の持てる業務に携わる。足りないときは他の技術士や専門家の助力・協業を求める(テキスト・覚えること)
- 真実性の確保:報告・説明・発表は,客観的で事実に基づいた情報で行う。捏造・改ざん・盗用や誇張した表現をしない。意見は専門的な見識の範囲で述べる(テキスト・覚えること)
- 公正かつ誠実な履行:利益相反の事態は,まず回避に努め,関係者に情報を開示・説明する(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和6年度 適性科目 II-11、令和7年度 適性科目 II-4
テキスト「倫理綱領と公衆への責任」を読む