大気汚染物質 想定問題 1
代表的な大気汚染物質の発生のしかたや影響について述べた次の記述のうち,誤っているものはどれか。
解説
ポイント
大気汚染物質の発生のしかたや影響の記述から,誤っているものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
発生源からそのまま出る物質と,大気中の反応でできる物質を分けて考えます。
光化学オキシダントは,反応でできる側の代表です。
①:酸性雨のしくみと被害の説明として正しい
②:光化学オキシダントを「そのままの形で出される」「日差しと関係ない」としているので誤り。窒素酸化物とVOCが日光で反応してできる
③:VOCの発生源と,光化学オキシダントや浮遊粒子状物質のもとになることの説明として正しい
④:一酸化炭素の害(酸素の運搬を妨げる)と発生(不完全燃焼)の説明として正しい
⑤:PM2.5は浮遊粒子状物質より小さく,肺の奥まで入りやすいので正しい。答えは ② 光化学オキシダントの説明
覚えておくこと
- 光化学オキシダント:窒素酸化物と揮発性有機化合物(VOC,炭化水素)が日光で反応してできる酸化性物質の総称。光化学スモッグの原因(テキスト・覚えること)
- 光化学オキシダントは「出される」のではなく「できる」物質。日差しの強い夏の昼間に濃くなる(テキスト・覚えること)
- 光化学オキシダントを,工場や車から「排出される」物質としない。実際は反応でできる物質(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-5-2、平成26年度 基礎科目 I-5-1
テキスト「大気汚染物質」を読む