CO2排出量の計算 想定問題 2
ガソリン自動車と電気自動車で,同じ距離を走るときのCO2排出量を比べる。ガソリン自動車の燃費は15[km/L],ガソリンのCO2排出係数は2.3[kg-CO2/L]とする。電気自動車の電費(1kWhで走れる距離)は6[km/kWh]とする。電気自動車の走行で出るCO2は,充電した電力の発電で出るCO2だけとし,充電の損失は考えない。電気自動車の1km当たりのCO2排出量がガソリン自動車より少なくなるのは,電力のCO2排出係数がいくらより小さいときか。最も適切なものを選べ。
解説
ポイント
電気自動車のCO2がガソリン自動車より少なくなる,電力の排出係数の分かれ目を求める問題です。
考え方と解き方
「使った量 × 排出係数」を,1km当たりにそろえて比べます。電力の排出係数を x として,不等式を立てます。
- ガソリン自動車の1km当たり:2.3 ÷ 15 ≒ 0.153kg-CO2
- 電気自動車の1km当たり:x ÷ 6 kg-CO2(1km走るのに 1/6 kWh 使う)
x ÷ 6 < 2.3 ÷ 15 より,x < 2.3 × 6 ÷ 15 = 0.92
- 答えは ③ 0.92(x = 0.92 なら,どちらも 約0.153kg-CO2/km で等しい)
ほかの選択肢
①(0.15):ガソリン自動車の1km当たりの排出量で,電力の排出係数ではありません。
②(0.38):2.3 ÷ 6 で,燃費15km/Lを使い忘れた値です。
④(2.3):ガソリン1L当たりの値で,電力の1kWhとは比べられません。
⑤(5.75):2.3 × 15 ÷ 6 で,燃費を掛けてしまった値です。
覚えておくこと
- 自動車などを比べる時は,「1km当たり」など同じものさしにそろえてから比べる(テキスト・解き方)
- 電気の排出係数は,発電の方法(石炭・天然ガス・再エネ・原子力など)の組み合わせで変わり,国や年によって違う(テキスト・覚えること)
- CO2の量 = 使ったエネルギー(または燃料)の量 × 排出係数(テキスト・覚えること)
類似する過去問:平成25年度 基礎科目 I-5-2、平成27年度 基礎科目 I-5-3
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