PERT・クリティカルパス 想定問題 2
ある工事は,下の表の作業A~Eからなる。作業ごとに,1日短縮するのにかかる費用と,短縮できる最大の日数が決まっている。工事全体の最早完了日数を2日短縮するとき,必要な費用の合計の最小値として,最も適切なものはどれか。
作業A:先行作業なし/所要日数2日/1日短縮の費用3万円/最大1日まで短縮できる
作業B:先行作業なし/所要日数4日/1日短縮の費用2万円/最大1日まで短縮できる
作業C:先行作業A/所要日数6日/1日短縮の費用4万円/最大2日まで短縮できる
作業D:先行作業B/所要日数3日/1日短縮の費用1万円/最大1日まで短縮できる
作業E:先行作業C,D/所要日数5日/1日短縮の費用6万円/最大2日まで短縮できる
(作業Eが終わると工事は完了する)
解説
ポイント
工期を2日縮める費用の最小値を求める問題です。1日縮めたあとに別の経路もクリティカルパスになるので,2日目は2本を同時に縮めます。
考え方と解き方
クリティカルパスが2本になったら,両方を1日ずつ縮めないと工期は縮まりません。
共通の作業を縮めるか,それぞれの経路の作業を1つずつ縮めるかをくらべます。
- 経路:A→C→E は 2+6+5=13日(クリティカルパス),B→D→E は 4+3+5=12日
- 1日目:クリティカルパス上のA(3万円),C(4万円),E(6万円)のうち最も安いAを縮める。2本とも12日になる
- 2日目:Aはもう縮められない。共通のEを縮めると6万円
- 別の方法:A→C→E 側でC(4万円),B→D→E 側でD(1万円)を縮めると,合わせて5万円。こちらが安い
- 合計:3+5=8万円。答えは ③ 8万円
ほかの選択肢
①(6万円):Eを1日縮めるだけの費用で,工期は1日しか縮まりません。
②(7万円):AとCを縮める費用です。B→D→E が12日のまま残るので,工期は12日にしかなりません。
覚えておくこと
- 工期を縮めるには,クリティカルパス上の作業を縮める。クリティカルパスが2本なら,両方を同時に縮める(テキスト・解き方)
- 2日縮める時,2日目は,共通の作業を縮める場合と,それぞれの経路の作業を1つずつ縮める場合の費用をくらべる(テキスト・解き方)
- 1日縮めると別の経路もクリティカルになることがある。1か所縮めただけで済むと決めない(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:平成28年度 基礎科目 I-1-4、平成25年度 基礎科目 I-1-4、令和元年度(再試験) 基礎科目 I-1-4
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