細胞の化学組成 想定問題 1
生物の体は,地殻に多い元素とはかなり違う元素の割合でできている。人体や細胞をつくる元素・分子についての次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
人体や細胞がどんな元素・分子でできているかについて,不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
「重さの割合」と「原子の数の割合」を分けて考えます。
①:4元素で原子の数の約99%を占めるので,「95%以上」は適切
②:重さでは酸素が約65%で最も多いので,適切
③:原子の数で最も多いのは水素原子(約62%)で,酸素原子は約24%。「酸素が最も多く半分以上」は不適切
④:糖は多糖,アミノ酸はタンパク質,ヌクレオチドは核酸の材料なので,適切
⑤:細菌の細胞では水(約70%)の次にタンパク質(約15%)が多いので,適切。答えは ③
覚えておくこと
- 重さで比べると,最も多い元素は酸素(人体の約65%)。水(H2O)の中の酸素が重いため(テキスト・覚えること)
- 水素原子はとても軽いので重さの割合は小さいが,原子の数では最も多く,6割を超える(テキスト・覚えること)
- 巨大分子(タンパク質・核酸・多糖・脂質)の中で重さが最も多いのはタンパク質(細菌の細胞で約15%)。核酸は DNA と RNA を合わせても約7%(テキスト・覚えること)
- 「水素原子は軽いので原子の数も少ない」のように,重さと数を混ぜた記述に注意(テキスト・ひっかけ)
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