技術者倫理における「公衆」
解説
ポイント
技術者倫理でいう「公衆」とはどんな人たちかを選ぶ問題です。
考え方と解き方
技術者倫理では,公衆を「技術の影響で危険を受けるのに,その危険をよく知らされず,同意もできない立場の人々」と考えます。
だからこそ,技術者が代わりに安全を最優先します。
- 問題文の「危険を受けうる」が手がかりです。危険と同意の関係で説明している選択肢を探します
- ①(国民),②(大衆),③(技術者でない人),⑤(世論)は,人数や職業や社会の見方で説明していて,危険との関係がありません
- 危険について知らされず同意できない,という立場を表すのは④。答えは ④
ほかの選択肢
②(組織されていない人々):社会学の「大衆」の説明に近く,技術者倫理の公衆ではありません。
③(技術業についていない人々):技術者自身も,ほかの分野では公衆になります。職業では決まりません。
覚えておくこと
- 技術者倫理の「公衆」は,よく知らされたうえでの同意(インフォームド・コンセント)を与えられない人々
- 公衆は自分で危険を判断できないので,技術者が公衆の安全・健康・福利を最優先する
出典:令和3年度 技術士第一次試験 適性科目 II-2(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク