インフラ長寿命化計画
解説
ポイント
笹子トンネル事故のあとに国土交通省が作った「インフラ長寿命化計画(行動計画)」の考え方に合わないものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
この計画の柱は,点検→診断→対策→記録→次の点検,をくり返す「メンテナンスサイクル」です。
インフラは種類・環境・古さがばらばらなので,点検のやり方は施設の特性や状態に合わせます。
①:メンテナンスサイクルそのものの説明で,適切です。
②:点検の頻度や内容を全国一律にする,とあります。施設ごとの違いを無視していて,計画の考え方に合いません。
③:点検や修繕を通じて,最新の傷みの状態や記録されていなかった構造の情報を集める,という内容で,適切です。
④:ロボット・非破壊検査・ICTなどの新技術で点検を高度化・効率化する,という内容で,適切です。人手不足への対策でもあります。
⑤:点検に必要な能力を国が明らかにし,民間資格を評価・認定する,という内容で,適切です。点検する人の質を確かめる取組です。答えは ② 点検の頻度や内容を全国一律にする
覚えておくこと
- インフラ維持管理のキーワードは,メンテナンスサイクル・新技術(ロボット,非破壊検査,ICT)・人材と資格
- 点検の頻度や内容は,施設の種類や状態に合わせる。「全国一律」「どれも同じ」は誤りになりやすい
- 平成25年が「社会資本メンテナンス元年」
出典:令和元年度 技術士第一次試験 適性科目 II-8(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:社会・政策