品質不正問題の捉え方
解説
ポイント
2017年ごろから相次いだ検査データ書き換えなどの品質不正について,原因の見方として合っているものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
この時期の品質不正は,多くの会社で長い期間続いていたことが分かり,組織全体の問題とされています。
「他社の参考にならない」「単発」「個人の問題」のように,問題を小さく他人ごとにする言い方は誤りです。
ア:×。他社の不祥事の原因は自分の会社にも当てはまることが多く,大いに参考になります。
イ:×。多くの会社で何年も(数十年続いた例もあります)くり返されていました。単発ではありません。
ウ:○。組織の風土は,トップが何を大事にするかに強く左右されます。
エ:×。取組をしていても不正が起きたのは,その取組が形だけだったり,仕組みや風土に問題があったりしたからです。個人だけの問題ではありません。
オ:○。1つの部門の中だけでなく,責任のあいまいさや他部門への忖度(相手の気持ちを先回りして合わせること)が関わった例もありました。答えは ア ×,イ ×,ウ ○,エ ×,オ ○
覚えておくこと
- 品質不正は組織の問題。トップの姿勢が風土を決める
- 他社の事例から学ぶ。「参考にならない」「単発」「個人の問題」は誤りの方向
- 部門間の責任のあいまいさや忖度も原因になる
出典:令和元年度 技術士第一次試験 適性科目 II-7(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク