剛体振り子の周期
解説
ポイント
棒の慣性モーメントを使って角振動数を出し,周期に直す問題です。
考え方と解き方
端を支点にした一様な棒の慣性モーメントは I=Ml2/3 です。
周期 T は1往復にかかる時間で,T=2π/ω です。
- I=Ml2/3 を ω の式に入れると,2I=2Ml2/3
- Mgl÷(2Ml2/3)=3g/(2l)(M と l が1つずつ消える)
ω=√(3g/(2l))
- T=2π/ω=2π÷√(3g/(2l))=2π√(2l/(3g))。答えは ③
ほかの選択肢
①(2π√(l/g)):糸の先におもりをつけた単振り子の周期です。棒は重さが全体に散らばるので,周期がちがいます。
⑤(2π√(3g/(2l))):2π×ω の形で,周期ではありません。周期は 2π÷ω です。
覚えておくこと
- 端を支点にした一様な棒の慣性モーメントは Ml2/3(重心まわりは Ml2/12)
- 周期 T=2π/ω。ω が大きいほど周期は短い
- 単振り子の周期は 2π√(l/g)
出典:令和元年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:力学