気候変動対策 想定問題 2
パリ協定と我が国の温室効果ガス削減目標に関する次の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア) パリ協定は,世界の平均気温の上昇を工業化以前と比べて2℃より十分低く保ち,さらに1.5℃に抑える努力を続けることを目的に掲げている。
(イ) パリ協定では,削減目標(NDC:国が決定する貢献)を作って提出することが求められるのは先進国だけで,途上国には求められていない。
(ウ) 世界全体の取組の進み具合をまとめて確かめるグローバル・ストックテイクは10年ごとに行われることになっており,1回目は2030年に予定されている。
(エ) 日本は2025年に,温室効果ガスの排出量を2013年度と比べて2035年度に60%,2040年度に73%削減することを目指す新しい削減目標を国連に提出した。
アイウエ
解説
ポイント
パリ協定のしくみと日本の削減目標について,4つの記述の正誤を判断する問題です。
考え方と解き方
パリ協定は,すべての国が5年ごとに目標を出し,世界全体の進み具合も5年ごとに確かめます。
ア:正しい。2℃より十分低く保ち,1.5℃に抑える努力を続けることが目的です。
イ:誤り。途上国を含むすべての国が,削減目標(NDC)を出します。
ウ:誤り。グローバル・ストックテイクは5年ごとで,1回目は2023年に行われました。
エ:正しい。日本は2025年に,2013年度比で2035年度60%減,2040年度73%減を新しい目標として提出しました。答えは ア 正,イ 誤,ウ 誤,エ 正
覚えておくこと
- パリ協定(2015年にCOP21で採択):気温上昇を工業化以前と比べて2℃より十分低く保ち,1.5℃に抑える努力を続ける。途上国を含むすべての国が削減目標(NDC)を5年ごとに出す(テキスト・覚えること)
- グローバル・ストックテイク:世界全体の進み具合を確かめるしくみ。5年ごとに行い,1回目は2023年(テキスト・覚えること)
- 日本の削減目標(2013年度比):2030年度46%減,2035年度60%減,2040年度73%減,2050年ネット・ゼロ(テキスト・覚えること)
- パリ協定の目標提出は先進国だけではなく,すべての国。ストックテイクは10年ごとではなく5年ごと(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:平成29年度 基礎科目 I-5-2、平成23年度 基礎科目 I-5-1
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