PERT・クリティカルパス 想定問題 1
ある工事は,下の表の作業A~Fからなる。先行作業とは,その作業を始める前に終わっていなければならない作業である。各作業は1日だけ短縮でき,そのための費用は表のとおりである。工事全体の最早完了日数を1日短縮するとき,最も安い費用で済む作業はどれか。
作業A:先行作業なし/所要日数3日/1日短縮の費用4万円
作業B:先行作業なし/所要日数5日/1日短縮の費用1万円
作業C:先行作業A/所要日数6日/1日短縮の費用3万円
作業D:先行作業B/所要日数2日/1日短縮の費用2万円
作業E:先行作業C,D/所要日数4日/1日短縮の費用5万円
作業F:先行作業B/所要日数5日/1日短縮の費用1.5万円
(作業EとFが終わると工事は完了する)
解説
ポイント
作業の順番の表からクリティカルパスを見つけ,工期を1日縮めるのに最も安い作業を選ぶ問題です。
考え方と解き方
工期は,始めから終わりまでのいちばん長い経路で決まります。
縮めて効くのは,クリティカルパス上の作業だけです。
- 経路:A→C→E は 3+6+4=13日,B→D→E は 5+2+4=11日,B→F は 5+5=10日
- いちばん長い A→C→E がクリティカルパス。工期は13日
- 縮める候補は,この上の作業A(4万円),C(3万円),E(5万円)
- ほかの経路は11日・10日なので,1か所縮めれば工期は12日になる
- 最も安いのは作業Cの3万円。答えは ② 作業C
ほかの選択肢
①(作業B):1万円で最も安いですが,クリティカルパスに入っていないので,縮めても工期は13日のままです。
③・⑤(作業D,F):どちらも余裕のある経路にあり,縮めても工期は変わりません。
覚えておくこと
- クリティカルパス:始めから終わりまででいちばん長い経路。この長さが工期(最早完了日数)(テキスト・覚えること)
- 工期を縮めるには,クリティカルパス上の作業を縮める。クリティカルパスが2本なら,両方を同時に縮める(テキスト・解き方)
- 余裕のある(クリティカルでない)作業を縮めても,工期は縮まらない(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:平成28年度 基礎科目 I-1-4、平成25年度 基礎科目 I-1-4、平成23年度 基礎科目 I-1-3
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