安全保障貿易管理
解説
ポイント
安全保障貿易管理について,4つの社内の対応例のうち適切なものの数を数える問題です。
考え方と解き方
輸出の前には,規制リストに当たるかを調べる該非判定と,相手と用途を確かめる取引審査の2つを行います。
国内で簡単に買える品や少量のサンプルでも,リストに当たらない品でも,この確認を省く理由にはなりません。
ア:不適切。国内で手に入るから規制がない,とは限りません。初めての海外の相手に,該非判定も取引審査もせず急いで輸出しています。
イ:不適切。商社にも輸出者としての責任があります。判定書の中身を見ず,法令改正も確かめずに古い判定書を使い回しています。
ウ:不適切。非該当の部品でも,新しい海外の相手には用途や需要者の確認が要ります。紹介者を信頼しただけで取引を始めています。
エ:適切。該非判定と取引審査の完了を確かめ,出すものと審査したものが同じか,輸出許可を取ったかまで出荷部門で確認しています。
- 適切なのはエの1つです。答えは ②(1)
ほかの選択肢
①(0):どの例にも落とし穴があると疑いすぎると,手順どおりのエまで不適切にしてしまいます。
覚えておくこと
- 輸出の前は「該非判定」と「取引審査」の2つ
- リストに当たらない品でも,相手や用途によっては規制がかかる(キャッチオール規制)
- 国内で買える品,少量のサンプル,信頼できる紹介,古い判定書——どれも確認を省く理由にならない
出典:令和4年度 技術士第一次試験 適性科目 II-8(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:関連する法律