技術士法第4章の義務
解説
ポイント
技術士法第4章の3義務2責務に照らして,7つの記述の正誤を判断する問題です。
考え方と解き方
第4章は,信用失墜行為の禁止・秘密保持・名称表示の3つの義務と,公益確保・資質向上の2つの責務からなります。
技術士補は技術士を補助する時だけ名称を使える,という決まりもあわせて使います。
ア:誤り。秘密保持義務は,技術士や技術士補でなくなった後も続きます。退職したら終わり,ではありません。
イ:正しい。登録した部門について学び続けて能力を高めれば,仕事の幅は広がります。資質向上の責務の考え方に合っています。
ウ:誤り。誠実に業務を行う義務はありますが,公益を害するような指示にまで従う必要はありません。
エ:正しい。名称表示の場合の義務のとおりで,登録した技術部門を明示し,登録していない部門は表示できません。
オ:誤り。公益確保の責務は顧客の利益より優先されます。守秘義務が先,は逆です。
カ:誤り。技術士補は技術士を補助する立場で,技術士に代わって主体的に業務はできません。顧客が認めても同じです。
キ:誤り。資質向上の責務は,自分の業務に関する知識や技能を高めるものです。登録部門以外を重点的に,とは決まっていません。答えは ア ×,イ ○,ウ ×,エ ○,オ ×,カ ×,キ ×
覚えておくこと
- 第4章は3義務2責務。義務=信用失墜行為の禁止・秘密保持・名称表示,責務=公益確保・資質向上
- 秘密保持はやめた後も続く,公益確保は顧客の利益より先,技術士補は補助だけ
- この3つはひっかけによく使われる
出典:令和4年度 技術士第一次試験 適性科目 II-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術士法・技術士会