ユークリッドの互除法 想定問題 3
自然数a,bの最大公約数gcd(a,b)とユークリッドの互除法に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
最大公約数と互除法の性質について,最も不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
ax + by = gcd(a,b) を満たす整数 x,y はありますが,1組とは限りません。
①:例えば a=12,b=18 では gcd = 6,lcm = 36 で,6 × 36 = 216 = 12 × 18。正しい
②:ax + by はいつも gcd の倍数になり,gcd の倍数はどれも作れる。正しい
③:91 × 2 + 35 × (−5) = 7 も 91 × (−3) + 35 × 8 = 7 も成り立つ。x を 5 増やし y を 13 減らすと,ほかにも作れる。「ただ1組」は誤り
④:ax + by = 1 から ax − 1 = −by となり,ax − 1 は b で割り切れる。正しい
⑤:余りは割るたびに小さくなり,0より小さくならないので,有限回で終わる。正しい。答えは ③
覚えておくこと
- gcd(a,b) × lcm(a,b) = a × b(テキスト・覚えること)
- ax+by=c を満たす整数 x,y があるのは,c が gcd(a,b) の倍数のときだけ(テキスト・覚えること)
- ax+by=gcd(a,b) を満たす整数の組 (x,y) は1組ではなく,いくつもある(テキスト・覚えること)
- 余りは割るたびに小さくなる0以上の整数なので,互除法は有限回の割り算で終わる(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和6年度 基礎科目 I-2-5、令和元年度(再試験) 基礎科目 I-2-2、令和5年度 基礎科目 I-2-2
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