キャッシュとCPU時間 想定問題 2
アクセス時間が5[ns]のキャッシュメモリと,アクセス時間が130[ns]の主記憶からなる計算機システムがある。キャッシュメモリにデータがないときは,主記憶のアクセス時間だけがかかるものとする。このシステムの実効アクセス時間を10[ns]以下にするために必要なヒット率の最小値として,最も適切なものはどれか。
解説
ポイント
実効アクセス時間を10[ns]以下にするための,ヒット率の最小値を求める問題です。
考え方と解き方
実効アクセス時間の式を,ヒット率 h を使って立て,「10 以下」の不等号を h について解きます。
- 実効アクセス時間 = h × 5 + (1 − h) × 130 = 130 − 125h
130 − 125h ≦ 10 より,125h ≧ 120
h ≧ 120 ÷ 125 = 0.96
- 確かめ:0.96 × 5 + 0.04 × 130 = 4.8 + 5.2 = 10.0[ns]。答えは ④ 96%
ほかの選択肢
③(95%):0.95 × 5 + 0.05 × 130 = 4.75 + 6.5 = 11.25[ns] で,10[ns] を超えます。
⑤(98%):7.5[ns] で条件は満たしますが,最小値ではありません。
覚えておくこと
- 実効アクセス時間 = ヒット率 × キャッシュの時間 + (1 − ヒット率) × 主記憶の時間(テキスト・覚えること)
- ヒット率を逆に求める時は,h を使って式を立て,不等号のまま h について解く(テキスト・解き方)
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