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令和元年度(再試験)・基礎科目 I-1-1

3つの不等式(相加相乗・凸関数)

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解説

ポイント

相加平均と相乗平均,sinθ/θ の大きさ,下に凸な関数の性質という3つの不等式を知っているかを問う問題です。

考え方と解き方

3つとも,等号になる場合があるかどうかまで考えて,記号を選びます。

ア:0以上の数では「相乗平均 ≦ 相加平均」が成り立ちます。たとえば 1 と 4 なら,相乗平均は √4=2,相加平均は 2.5 です。数がみな等しい時は等号になるので,「<」ではなく「≦」です。

イ:y=sinθ のグラフは 0 から π/2 の間で上に凸なので,原点と点 (π/2,1) を結ぶ直線 y=(2/π)θ より上にあります。つまり sinθ ≧ (2/π)θ で,θ で割ると sinθ/θ ≧ 2/π です。θ=π/2 の時に等号になるので「≧」です。

ウ:f″(x)>0 はグラフが下に凸(おわんの形)という意味です。下に凸なら,2点を結ぶ線分のまん中の高さ(右辺)は,グラフのまん中の高さ(左辺)より上にあります。2点は異なるので等号にはならず「<」です。答えは ア ≦,イ ≧,ウ <

覚えておくこと

  • 0以上の数では,相乗平均 ≦ 相加平均。等号は数がみな等しい時
  • 0<θ≦π/2 で sinθ/θ ≧ 2/π(θ=π/2 で等号)
  • f″(x)>0 は下に凸。下に凸なら,まん中の値 < 両端の値の平均
  • 等号になる場合があるなら「≦」,ないなら「<」を選ぶ

出典:令和元年度(再試験) 技術士第一次試験 基礎科目 I-1-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:数学